見積もり

見積もりに手間をかけ、いくつかのチェック事項を踏まえ、じっくりと絞り込みを行うことで、契約後に後悔する可能性はグっと低くなります。それだけに見積もり書の確認は塗装業者を決める上で、大切な要素となります。
ご自宅の外壁リフォ-ムにかかる費用の相場を把握する為、複数の業者さんから見積もりをとるのは基本ですが、業者さんによって使う材料や施工方法がバラバラです。
出来るだけこちらで希望・条件を指定しなければ、あなたのご自宅に必要な費用や相場を把握する事はできません。どこまでの工事を望んでいて、どんな塗装にしたいのか希望をはっきりさせておきましょう。
価格に関して言えば、最初からあまりに安すぎる見積もりを出す業者さんや最初から大幅な値引きを行う業者さんには、注意が必要です。見えない所に人件費や材料費をごまかして帳尻を合わせる業者も少なくありません。

塗り替えのメリット

塗膜の表層は、いきなり壊されてなくなるのではなく、徐々に粉のように分解され、段々となくなっていきます。そして塗装膜から水分が染み込むようになったり、色が変わってしまったりと腐食していきます。腐食が進むとコンクリートのヒビ割れが発生するなど深刻な事態を引き起こしかねません。
塗装面が金属であった場合、サビで赤茶色に変色する等、美観的にかなりマイナスになるだけでなく、放っておくと穴が開いたり、雨水が染みたり、腐敗は強度にも影響します。
建物の塗装や塗り替えは、塗膜の保護層を作り、素材を保護する目的を第一に考えた方が、良いのかもしれません。現時点では、永久に同じ状態に保つ塗料というものはありません。
しかし、使用塗料の選択により、防汚染、防カビ、防菌、防水、防露、断熱、遮熱、防音、消臭など新たな機能を付け加えることができます。

屋根材を選ぶコツ

屋根を選ぶ際のポイントを整理しましょう。基本は形状、素材、色の3点を決めることになりますが、中でも素材が大切です。常に雨風、直射日光にさらされるため、耐久性、耐水性、遮音性、断熱性に優れた素材が必要です。
また、屋根が軽いほど地震に強い家になるため、耐震性も考慮が必要です。常に外にさらされ、家を守ってくれている存在のため、メンテナンス性も大切です。
屋根材は、ストレート系、セメント系、粘土系、金属系と大きく分けて4種類。どの素材も壁面に比べ、耐用年数は30年~60年と長いのが特徴です。
屋根材の選び方は、耐震性の問題から屋根材の重量、壁量などを踏まえた構造計算の結果に影響する木造住宅や素材に屋根の勾配の規定があります。
素材選びのポイントとしては、屋根材の色や形から選ぶのではなく建物の構造やデザインを関連させて選択させる事が必要です。

屋根のメンテナンス

雨漏りなどの問題は、屋根材の葺き方のずれ、割れ、下地の防水性が関係している為、屋根材自体の劣化が原因ではない為、メンテナンスは全体におけるチェックが必要です。
また、メンテナンスの際、重要となってくるのは、変色等における美装の問題です。塗装には、フッ素樹脂、アクリルシリコン樹脂、アクリルウレタン樹脂などが使用されますが、屋根専用の塗料としては、紫外線や熱に強い赤外線反射塗料(遮熱塗料)がおすすめです。
赤外線反射塗料とは、太陽光線の50%を占める赤外線を効果的に反射させ、熱伝導を最小限にして、屋根の温度上昇を抑え、室内温度を低く保つ塗料です。

室内の温度低下は、断熱材の厚さや気密性、木造、鉄骨造かコンクリ-ト造かなど、その家の構造により、差は出ますがエアコン代などの光熱費節約に繋がります。
また、外壁を分厚くして熱を伝わりにくくする働きをする断熱材に比べ、遮熱塗料は、太陽の光エネルギーを鏡のように反射させて表面温度の上昇を抑える為、ヒートアイランド効果があるのも特徴的です。

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