ALC

ALCとは、autoclaved light weight concreteを略したもので、つまり、軽量気泡コンクリートを指します。へーベルハウスが採用しているのがもっとも有名です。
コンクリートは耐火性能などが優れるなど優秀な材料ですが、重たい、断熱性能がほとんど見込めないといった欠点がありあます。その欠点を解決したのがALCなのです。
ただ、初期費用が高い、メンテナンスが大変などのデメリットもあります。初期費用としては、材料費と合わせて、上塗りする塗料にお金がかかります。
へーベルハウスは塗料にも気を使い長期間メンテナンスが必要ないような高級な塗料を使っていますが、地元の工務店がALCを使う場合には、しっかりとした製品知識を持っていないところに頼むとあとあとのメンテナンスで大変な思いをする危険性があります。
また、塗装の方法によって金額が大きく変わることも注意して下さい。

土塗り

土は古くから外壁の材料として使用されてきました。しかし、最近ではサイディングなどの普及により、少なくなりつつある外壁材となっています。
土壁作りは、竹小舞を柱の間に編むことから始まります。そして、外側から粘土と砂と藁スサを混ぜたものを塗り、荒壁を作ります。
その後10日位放置していると、荒壁の表面に均一に収縮による割れが生じてきます。 その均一な割れが生じた荒壁に、室内側から裏返し塗りを行い、最後に屋外側から大直しを行い完成です。

非常に手間と時間と、職人技が必要ですので、現在ではあまり採用されていません。
防火や地震のことを考えると、サイディングに劣ってしまう点や、都心部では建築確認申請を通すことが難しくなってしまっている点がネックとなっているのでしょう。

羽目板

羽目板とは、屋内でムクのひき板をはる施工はご存知の方も多いと思うのですが、屋外でも使用できます。
以前は、土壁の保護のために、板をはるといったことがされており、古くから残る家で、雨がかかる地面に近い部分に羽目板をするなどといった家を見たことある方もいらっしゃるでしょう。
木材のため、反りや乾燥収縮が起こるため、ある程度厚みのある材料を使わないと割れが出たりする可能性があります。
メンテナンスフリーではないため、家の変化にしっかりと対応できるご家庭でないと面倒になってメンテナンスしないことに繋がり、建物の寿命が短くなってしまう危険性があります。
また、木材ですので、火災の対策を講じないといけない地域には採用することが難しいと思います。

親水性フッ素コート

フッ素コートは塗布して完全に硬化すると、高硬度の皮膜を形成します。その超硬質皮膜は、水を弾いたり、防菌、防汚効果があると言われています。
また、外壁の汚れの原因は雨水に含まれる大気汚染物質が壁に付着するからです。撥水性の表面では水は弾きますが雨の水滴の中に含まれる汚染物質は付着してしまいます。親水性表面では、雨により付着した親油性物質を水膜で浮かして洗い流してくれます。

光触媒

外壁に酸化チタンをコーティングすることで、太陽光が当たると光触媒反応を起こします。
これにより光触媒の酸化作用(セルフクリーニング機能)により、外壁に付着したホコリや排気ガスを取り除いてくれます。

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